日記と短歌

短歌っぽいものを載せています

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誰かの死

私が子供の時に元気だった父が突然この世を去った。お葬式での大人たちの「かわいそうに」という言葉と顔は何十年経っても忘れられない。 感謝というより「私、かわいそうじゃないもん」と思ったのは私が捻くれているからかな。 母は私と妹を両腕に抱いて「…

人生

長生きは呪い

過去と似たもの

過去たちを拾い集めて眺めればうっすら甘い無花果の味

ひとりごと

君に降るたとえば雨から守れないくらい大人の君にエールを

やんなっちゃったなぁと思う朝 幸せは一粒になり頬を伝って短歌にならず

くんくんと鼻をきかせてコーヒーの気配がするまでずっと起きない

8階の悪魔

8階に悪魔が住んでいるという夢を見た。 取り憑かれるといけないから8階へと通じる場所を封鎖して、家族に「近づいてはだめ」と伝える。 近所には教会があって丸々とした牧師さんらしくない牧師さんに助けを求めた。 目が覚めて、面白い夢だったなぁと何度も…

ミント

キッチンの気高きミントは道に咲く散歩帰りの君のお土産

願いごと

何年も願いごとなどしないけど今夜は特別まるい月の夜

感情

コーヒーの甘い黒糖とけるように この感情もとけてと願う

コーヒー

このコーヒーが冷めるまで君のことだけ考えていよう

元気をくれるもの

目が覚めて見つけた君のメールこそ その日が良い日の始まりになる

夢について 駄文

夢の中では、いつも電話がうまくかけられない。 電話番号が思い出せなかったり、スマホの画面が見たこともないものだったり。 今朝も電話がかけられなくて目が覚めた。

どこであっても

ほんとうは そこがクジラのお腹でも物語ならハッピーエンドで

トウモロコシ

行儀良く並べなかった その粒のトウモロコシの気持ちは如何に

夏も終わり

「そもそも」と夏の終わりにセミ達が言っているから空っぽになる

ガマンガマン

ギリギリでガマンができる痛みなら 我慢するから希望を少し(ください)

赤ワイン

5センチのワインとチーズひとかけら ありふれている幸せに酔う

体温

君の手をそっと握って体温を確かめている眠れない夜

三日月

見てごらん今夜の月は君を見ている 願いをひとつ聞くつもりだよ

5月1日はすずらんの日

昨日、5月1日はすずらんの日なんだそうだ。 お世話になった人、愛する人に贈ると、もらった人には幸運が訪れるとか。 さっそく、すずらんの画像を探して、写真編集アプリでちょっとだけ編集して 一言添えて、ラインでみーんなに送信! 花は本物じゃないけど…

溶けている氷の音を聞いている君が去る足音を聞いている

会いたい人

濡れていた枕が悲し夢のあと漂う気配はあの時の君

令和

昭和の生まれなんである。 周りの大人も子供も誕生日は昭和がほとんどで、大正とか明治とか聞くと物凄い時の重さを感じてた。 令和になって、平成より前の昭和はすっかり懐かしく思い出すものになってしまった。 生まれは昭和で、私の乗物はちゃんとガタがき…

人生をやり直したいわけじゃない

あの頃に戻ってやり直したいわけじゃない。 今よりもずっと未熟だったであろう私は、それなりに万全をつくしたんだ。 なにがいけなかったんだろう と、考えてくよくよするのは明日のためにもならない。 なにがいけなかったかがわかったとしても、過去に戻っ…

こころのすきま

慰めの言葉はたくさんはないって知ってる。 だからかけてもらったら、ありがたく受け取れるように心にスキマを作っておこう。

心とりんご

そのままで放っておいたら腐っちゃう 私の心と置かれたりんご

心は案外ギリギリ

ギリギリで踏ん張っているタンポポを見つけ密かにエールを送る

空想

お土産に頼んだマカロンを待ちながら、私は家にいる。 マカロンを忘れて帰って来たとしても、待っているこの時間が、やけに楽しいというそんな気持ちを短歌にしたかった。

好きな人

朝が来て私が知ってる君の手の温かさ また思い出してる

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