リンキンパークのチェスターが亡くなったとニュースで知った。
さようならだ。
声が好きだった。
子供の頃、箱に入った父を見たときから
人は突然に、さようならも言わないでいなくなってしまうということを知った。
悔やまれるそれであったり、満足のそれであったり、
いろいろだ。
同じなのは、誰にでもあるということ。
いなくなった人たちは、どうしているだろう。
と、ときどき心が会いたがる。
そのときがきたら会えるんだろうか。
そんな空想をしていたわたしは、さようならをした人たちよりも、どんどん大人になっていく。
あとかたもなく、ああ、気持ちのいい日だ、とか思いながら消えるみたいに、オサラバしたいというのは贅沢なんだろう。
願わくば
本日はお日柄も良くさようなら
がいい。
スマホから