人生は、自由とリスクを伴って未熟であるところから始まる。
メインは「愚者」のカード。
わたしは、どうしたらいいかわからない。
これから先がとても不安だ、と占ってもらうとしたら言うだろう。
そういう思いでカードをめくった。
本を片手に解釈をする。
今までのものを手放し、やり直すことを意味する。
何ものでもない。
こういう状況は、怖いものだ。だってもう、わたしはのんびり暮らしたいモードに入っていたから。
いま、新しいことを始めるチャンスと言われても心が追いつかない。
こんなとき、わたしは「考えない葦」になりたいと思う。
本に載っている「愚者のためのリーディング」というのをやってみる。
わたしは、直感、本能から始まっている。
友情や交流、安定が、わたしを助けてくれた。
自分のエゴや挫折が、わたしを傷つけた。
行動を起こす前に、よく考え、誰かに相談することが必要だった。
甘い期待は役に立たない。
最後のカードはどうにも解釈ができなかった。
この「愚者」のためのリーディングは、すごく納得した。
タロットカードすごい。
わたしは悩んだとき、相談しない。
しないというよりはできない。
信用していないのかもしれない。
それはたぶん、わたしが自信過剰あるいは自意識過剰だからだ。
わたしはわたしであることにこだわりが強すぎるのかもしれない。
そのこだわりは、挫折という形で、わたしを傷つける。
「なにをそんなに恐れているんだい?だれだってなにものでもないんだよ。
始まりを恐れてはいけない。それが望まない始まりだったとしてもね。」
といわれた気がした。
「愚者」が手に持っている白い花を、わたしは受け取ろう。
タロットって素敵だ。