日記と短歌

短歌っぽいものを載せています

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押し花の醍醐味

シクラメンの花が、ひとつ床に落ちていました。

それがまだ、きれいだったので押し花にしようと思い

床に積んである本の間に挟みました。

それを見ていた夫が

「そんなところに挟んだら忘れちゃうよ」

というので押し花の楽しみ方を説明。

 

押し花っていうのはね、作ってることは忘れていいんだよ。

たとえば、ある時ずっと読んでなかった本を読もうかなとか思ったりして

どれを読もうかと探したりするでしょ。

その時に、ピンク色のシクラメンがでてきたら

すごく幸せな気持ちになるんだよ。

すっかり忘れてたヘソクリを見つけるよりも

ちょっといい幸せなんだよ(ほんとは現金がだいぶうれしい)

 

ここから妄想がとまらない

 

もしさー、私がぽっくりいっちゃって

(夫が)いろいろ片付けてる時に、押し花を見つけるとするじゃない?

そしたら、「ああ、あいつこんなの作って、かわいかったな」とか思うんだよ。

そして、泣くんだよ。

 

もう、夫は私の話を聞いてはいなかったけどね

 

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